▲12/5-10ヒトガタニヒトヒラ 人形と布花の三人展
お越しくださった皆さまありがとうございました。
宮長先生から誘っていただき、ワガママにも裸で展示したいこと・バラバラの状態で展示しなお触ってもらいたいこと、正直無茶振りでしたが快く了承くださいました。
無事に終わり、3人の好い空間が作れたんじゃないかなと思っています。
おふたりの空気を絶対汚すけどいいのかな?をひきたてたいなという気持ちに変えて、信頼して制作をすすめていきました。
制作期間に急遽富姫の制作が決まり、最初の目標とは違う方向へむかいましたが、苦しくて…楽しかったなぁ。すごい1年だ。
自分は挑戦しながら作り続けたいし、人形と触れ合ってほしいんだなぁとつくり始めた時と変わらない気持ちがより強いものになりました。
ヒトガタニヒトヒラのアカウントで投稿していた画像について
「おにんぎょうあそび」
過去に制作したお人形たちをバラバラの状態で箱にいれておき、気になるパーツを展示スペースのなかにおいて遊んでみてください。というものでした。
今回用意したのはまぁまぁのサイズの額縁のなか。
どうやっても綺麗に並べられないけどどうする?
人形にはじめてさわる皆さまたちにはけっこう丈夫でしょうとか
胡粉の塗り方でこの子はザラザラあの子はツルツルです、撫でていくうち色が少しづつ変わっていく、その姿も愛しく思ってほしいと想像しながら色をつけていることだったり
手相も作ってるんだよーとか
普段はお着物を着てるんだよと写真を見せ、バラバラだと雰囲気が違うでしょうなんてお話したり
ふつう制作者しかさわれない状態で触れ合ってもらいながらみんなであそぼう?と私が遊んでもらう空間になりました。
バラバラなことにドキリとしつつも、ひとつひとつのパーツを優しく撫でてくれるお子さん、本当に対話していることが私にも伝わる方もおられて…しみじみ触れるワイワイ愛でる、本当にヒトガタというのはすごい力があるなぁと思わずにはいられませんでした。
それぞれの物語や癖が伝わってきて楽しい経験でした。皆さまのなかでも何かが残ってくれてたら嬉しいです。
遊んでくれてありがとうございました。
(写真綺麗なのに差し替え予定)
「富姫とウサギ」
前回の展示では立たせていたので今回は正座で展示しました。
前回の会場では「正座ができます」とだけお話していたので実際に見ていただけて嬉しいです。二重関節は作ったことはありましたが、正座ははじめて作りました。お召し物を意識して作ると造形もまた工夫がうまれるので楽しいです。
空間全体の話ですが、天井が高くてどうしても照明が綺麗にならず…ちょっともったいないなと思いながらも(天守は暗いからこれでいい)と最終日には話していました。
ヒトガタ
縫ってみたくて…
糸の太さや縫い目が絶妙で気持ち悪くならないように意識したつもりでした…革ですか?という質問か多かったです。考えさせられます。
もっとイメージに近づけたいのでがんばります。
粘土を縫いたい、粘土を紙にしたい、糸を球にしたい、紙を髪にしたい。やってみたいことがいっぱいです。
縫い目を見せたくて裸で展示しましたが、もしまたこの子たちを展示する日がきたら服を着ているはず、21美だからこそ裸で展示したかったのだとも思います。
21美という観光地でお人形に興味のある方はどれくらいいるんだろうか。
みんなの記憶の片隅にそっと存在していると信じて、金髪に青のリボンの少女のカタチ、黒髪に赤のリボンの少女のカタチ、栗色ウェーブヘアの少年のカタチを制作しました。
親しい存在だと思ってもらえるんじゃないかと願って。
地元のくせにほとんど宮長先生に任せてしまったしやりたいことイイですよーにこにこでやらせてくれて感謝しかありません。
ドオル・コレクションとは全く違う経験でとても勉強になりました。
ローテテさんもワークショップで大変なのに度々声掛け気づかってくださってありがとうございました。クロワッサン美味しかったです。
私のヒトガタニヒトヒラのDMとポスターに使わせていただいた写真はローテテさん撮影のもので質感が本当に魅力的に映っていて大好きです。
関わってくださった皆さま本当にありがとうございました。